虎屋文庫:和菓子だより
『和菓子を愛した人たち』刊行記念ミニイベントのお知らせ
<<ご好評につき満席となりました。ありがとうございます。>> 『和菓子を愛した人たち』(山川出版社)刊行を記念して、下記の通りミニイベントが開催されますので、お知らせいたします。 テーマ 「植物から探る、和菓子の魅力」 開催日時 2017年9月1日(金) 19:00~20:30 会 場 古本&植物&カフェ「弥生坂 緑の本棚」 (東京メトロ根津駅徒歩4分) 料 金 1,500円(ワンドリンク・虎屋文庫小冊子付) 主 催 弥生坂 緑の本棚 虎屋文庫の今村規子(研究主幹)が、植物学者・牧野富太郎博士の逸話や、葛・蕨・百合などの澱粉で作る菓子について、本に載せられなかった資料もご紹介しつつお話いたします。 詳しくはこちらをご覧くださいませ。
『和菓子を愛した人たち』刊行記念ミニイベントのお知らせ
<<ご好評につき満席となりました。ありがとうございます。>> 『和菓子を愛した人たち』(山川出版社)刊行を記念して、下記の通りミニイベントが開催されますので、お知らせいたします。 テーマ 「植物から探る、和菓子の魅力」 開催日時 2017年9月1日(金) 19:00~20:30 会 場 古本&植物&カフェ「弥生坂 緑の本棚」 (東京メトロ根津駅徒歩4分) 料 金 1,500円(ワンドリンク・虎屋文庫小冊子付) 主 催 弥生坂 緑の本棚 虎屋文庫の今村規子(研究主幹)が、植物学者・牧野富太郎博士の逸話や、葛・蕨・百合などの澱粉で作る菓子について、本に載せられなかった資料もご紹介しつつお話いたします。 詳しくはこちらをご覧くださいませ。
羊羹は羊肉の汁物!
羊羹はお菓子なのに、なぜ羊の字が使われているのでしょう? 意外にも「羊羹」の意味は、羊の羹(あつもの)、つまり羊肉の汁物。歴史をさかのぼるとルーツは中国で、鎌倉~室町時代に中国に留学した禅僧によって、日本にもたらされました。本来、おもてなし料理の一つでしたが、禅僧は肉食が禁じられていたため、小豆や小麦粉、葛粉などの植物性の材料を使い、羊肉に見立てて作ったと考えられています。 6世紀の『斉民要術』(せいみんようじゅつ)を参考にした羊の羹 羊肉ほか、豆豉(とうち…大豆を発酵させたもの)、葱、生姜などが入っています。
羊羹は羊肉の汁物!
羊羹はお菓子なのに、なぜ羊の字が使われているのでしょう? 意外にも「羊羹」の意味は、羊の羹(あつもの)、つまり羊肉の汁物。歴史をさかのぼるとルーツは中国で、鎌倉~室町時代に中国に留学した禅僧によって、日本にもたらされました。本来、おもてなし料理の一つでしたが、禅僧は肉食が禁じられていたため、小豆や小麦粉、葛粉などの植物性の材料を使い、羊肉に見立てて作ったと考えられています。 6世紀の『斉民要術』(せいみんようじゅつ)を参考にした羊の羹 羊肉ほか、豆豉(とうち…大豆を発酵させたもの)、葱、生姜などが入っています。
東京都立多摩図書館の企画展にて、虎屋文庫の機関誌『和菓子』ほかが展示されています
東京都立多摩図書館にて開催中の企画展「夏こそ、英語!」では、受験や海外旅行を機会に英語を学びたいと考えている方に向け、同館所蔵の英文雑誌・書籍や、英語学習誌のほか、海外の文化や情報がわかる書籍などを紹介しています。このうち、日本文化を海外に紹介する参考書として、虎屋文庫発行の機関誌『和菓子』創刊号~24号と、虎屋文庫資料展「和菓子の歴史」展小冊子、虎屋発行の『Flowers & Wagashi』(四季の花と和菓子を紹介)と、羊羹を4ヶ国語(日英仏中)で紹介した冊子『YOKAN』をとりあげていただきました。 また、展示室内には、研究者や雑誌編集者及び虎屋文庫からの英語学習応援メッセージもあります。 展示は9月6日(水)まで。詳しくはこちらへどうぞ。
東京都立多摩図書館の企画展にて、虎屋文庫の機関誌『和菓子』ほかが展示されています
東京都立多摩図書館にて開催中の企画展「夏こそ、英語!」では、受験や海外旅行を機会に英語を学びたいと考えている方に向け、同館所蔵の英文雑誌・書籍や、英語学習誌のほか、海外の文化や情報がわかる書籍などを紹介しています。このうち、日本文化を海外に紹介する参考書として、虎屋文庫発行の機関誌『和菓子』創刊号~24号と、虎屋文庫資料展「和菓子の歴史」展小冊子、虎屋発行の『Flowers & Wagashi』(四季の花と和菓子を紹介)と、羊羹を4ヶ国語(日英仏中)で紹介した冊子『YOKAN』をとりあげていただきました。 また、展示室内には、研究者や雑誌編集者及び虎屋文庫からの英語学習応援メッセージもあります。 展示は9月6日(水)まで。詳しくはこちらへどうぞ。
二代歌川国貞「(菓子屋店頭の図)」明治元年(1868)
菓子資料室 虎屋文庫では虎屋歴代の古文書や古器物に加え、菓子に関わるさまざまな資料を所蔵しています。このコーナーでは、その一部をご紹介していきます。 *画像をご使用になりたい方は虎屋文庫までご連絡くださいませ。 江戸時代後期から昭和初期、煎餅などに占い紙を入れた「辻占(つじうら)菓子」(「辻占」とも)が盛んに作られました。上の錦絵は、江戸横山町(現 日本橋横山町あたり)にあった辻占の名店「望月」の店頭を描いたものです。右から2番目が元芸者で店の主人の小越(小悦)。左手に辻占煎餅を持っています。 後ろの貼紙に「辻占」の文字が見える
二代歌川国貞「(菓子屋店頭の図)」明治元年(1868)
菓子資料室 虎屋文庫では虎屋歴代の古文書や古器物に加え、菓子に関わるさまざまな資料を所蔵しています。このコーナーでは、その一部をご紹介していきます。 *画像をご使用になりたい方は虎屋文庫までご連絡くださいませ。 江戸時代後期から昭和初期、煎餅などに占い紙を入れた「辻占(つじうら)菓子」(「辻占」とも)が盛んに作られました。上の錦絵は、江戸横山町(現 日本橋横山町あたり)にあった辻占の名店「望月」の店頭を描いたものです。右から2番目が元芸者で店の主人の小越(小悦)。左手に辻占煎餅を持っています。 後ろの貼紙に「辻占」の文字が見える
『あじわい』誌の夏号に寄稿しています
全国銘産菓子工業協同組合発行『あじわい』にて連載中の「資料に見る和菓子」の第2回テーマは「引札」です。引札は、現在の広告ビラ、ちらしに相当し、江戸~大正時代、新商品の宣伝や開店の披露などに用意されました。 下記からもご覧いただけますので、是非ご一読くださいませ。 http://www.ajiwai.or.jp/index.html
『あじわい』誌の夏号に寄稿しています
全国銘産菓子工業協同組合発行『あじわい』にて連載中の「資料に見る和菓子」の第2回テーマは「引札」です。引札は、現在の広告ビラ、ちらしに相当し、江戸~大正時代、新商品の宣伝や開店の披露などに用意されました。 下記からもご覧いただけますので、是非ご一読くださいませ。 http://www.ajiwai.or.jp/index.html
国立国会図書館のホームページで、和菓子関連の史料が紹介されています
国立国会図書館の電子展示室「本の万華鏡」で「あれもこれも和菓子」がアップされ、同館所蔵のさまざまな和菓子関係史料が紹介されています。 内容は、第1章 駆け足でたどる和菓子の歴史、第2章 和菓子をめぐる風俗、第3章 文芸のお菓子箱で構成。末尾には参考文献も掲載されています。 外国の食べ物の影響を受けつつ発達してきた和菓子が、いかに人々の暮らしに定着し、親しまれるようになったかを、豊富な史料画像とともに分かりやすく解説しています。 詳しくはこちらをご覧ください。
国立国会図書館のホームページで、和菓子関連の史料が紹介されています
国立国会図書館の電子展示室「本の万華鏡」で「あれもこれも和菓子」がアップされ、同館所蔵のさまざまな和菓子関係史料が紹介されています。 内容は、第1章 駆け足でたどる和菓子の歴史、第2章 和菓子をめぐる風俗、第3章 文芸のお菓子箱で構成。末尾には参考文献も掲載されています。 外国の食べ物の影響を受けつつ発達してきた和菓子が、いかに人々の暮らしに定着し、親しまれるようになったかを、豊富な史料画像とともに分かりやすく解説しています。 詳しくはこちらをご覧ください。