虎屋文庫:和菓子だより
菓子団扇絵 大正時代頃
菓子資料室 虎屋文庫では虎屋歴代の古文書や古器物に加え、菓子に関わるさまざまな資料を所蔵しています。このコーナーでは、その一部をご紹介していきます。 *画像をご使用になりたい方は虎屋文庫までご連絡くださいませ。 「団扇絵」とは、団扇に貼るための絵のことです。今回ご紹介するのは、大正時代頃に刷られたもの。風呂敷包みを持つ女性と女の子の背景には、汁粉や水飴、カステラ、チョコレートなどの絵や、「おみやげに」「御祝に」「御旅行に」といった宣伝文句が見えます。菓子屋で配るために作られたものなのでしょう、可愛らしい絵に釣られてつい菓子を買ってしまいそうです。 「ピース」とあるのは、当時森永製菓株式会社が販売していた錠菓か 「中元御祝儀に」砂糖を、「御訪問に」木箱入の菓子をお勧めしている
菓子団扇絵 大正時代頃
菓子資料室 虎屋文庫では虎屋歴代の古文書や古器物に加え、菓子に関わるさまざまな資料を所蔵しています。このコーナーでは、その一部をご紹介していきます。 *画像をご使用になりたい方は虎屋文庫までご連絡くださいませ。 「団扇絵」とは、団扇に貼るための絵のことです。今回ご紹介するのは、大正時代頃に刷られたもの。風呂敷包みを持つ女性と女の子の背景には、汁粉や水飴、カステラ、チョコレートなどの絵や、「おみやげに」「御祝に」「御旅行に」といった宣伝文句が見えます。菓子屋で配るために作られたものなのでしょう、可愛らしい絵に釣られてつい菓子を買ってしまいそうです。 「ピース」とあるのは、当時森永製菓株式会社が販売していた錠菓か 「中元御祝儀に」砂糖を、「御訪問に」木箱入の菓子をお勧めしている
和歌山県で菓子木型の展示が開催されています
8月27日(日)まで、和歌山市立博物館にて、株式会社総本家駿河屋の菓子木型や菓子の絵手本など約250点が復元菓子とともに展示されています。虎屋関連の展示品はありませんが、虎屋文庫から、資料や情報の提供をしています。和歌山の名所、「和歌の浦」の風景や文芸作品をモチーフにした株式会社総本家駿河屋の落雁は「美尽し善極めたる前後無比の良品」であったといいます。この機会にぜひご覧ください。 「美尽し善極める―駿河屋の菓子木型―」 日程 平成29年7月22日(土)~8月27日(日) 9時~17時(入館は16時30分まで)休館日:月曜日 場所 和歌山市立博物館 お問い合わせは和歌山市立博物館(073-423-0003) までお願いいたします。 特別講演会や展示解説もあります。 和歌山市立博物館ホームページ http://www.wakayama-city-museum.jp/exhibition-now.html
和歌山県で菓子木型の展示が開催されています
8月27日(日)まで、和歌山市立博物館にて、株式会社総本家駿河屋の菓子木型や菓子の絵手本など約250点が復元菓子とともに展示されています。虎屋関連の展示品はありませんが、虎屋文庫から、資料や情報の提供をしています。和歌山の名所、「和歌の浦」の風景や文芸作品をモチーフにした株式会社総本家駿河屋の落雁は「美尽し善極めたる前後無比の良品」であったといいます。この機会にぜひご覧ください。 「美尽し善極める―駿河屋の菓子木型―」 日程 平成29年7月22日(土)~8月27日(日) 9時~17時(入館は16時30分まで)休館日:月曜日 場所 和歌山市立博物館 お問い合わせは和歌山市立博物館(073-423-0003) までお願いいたします。 特別講演会や展示解説もあります。 和歌山市立博物館ホームページ http://www.wakayama-city-museum.jp/exhibition-now.html
『和菓子を愛した人たち』刊行記念ミニイベントのお知らせ
<<ご好評につき満席となりました。ありがとうございます。>> 『和菓子を愛した人たち』(山川出版社)刊行を記念して、下記の通りミニイベントが開催されますので、お知らせいたします。 テーマ 「植物から探る、和菓子の魅力」 開催日時 2017年9月1日(金) 19:00~20:30 会 場 古本&植物&カフェ「弥生坂 緑の本棚」 (東京メトロ根津駅徒歩4分) 料 金 1,500円(ワンドリンク・虎屋文庫小冊子付) 主 催 弥生坂 緑の本棚 虎屋文庫の今村規子(研究主幹)が、植物学者・牧野富太郎博士の逸話や、葛・蕨・百合などの澱粉で作る菓子について、本に載せられなかった資料もご紹介しつつお話いたします。 詳しくはこちらをご覧くださいませ。
『和菓子を愛した人たち』刊行記念ミニイベントのお知らせ
<<ご好評につき満席となりました。ありがとうございます。>> 『和菓子を愛した人たち』(山川出版社)刊行を記念して、下記の通りミニイベントが開催されますので、お知らせいたします。 テーマ 「植物から探る、和菓子の魅力」 開催日時 2017年9月1日(金) 19:00~20:30 会 場 古本&植物&カフェ「弥生坂 緑の本棚」 (東京メトロ根津駅徒歩4分) 料 金 1,500円(ワンドリンク・虎屋文庫小冊子付) 主 催 弥生坂 緑の本棚 虎屋文庫の今村規子(研究主幹)が、植物学者・牧野富太郎博士の逸話や、葛・蕨・百合などの澱粉で作る菓子について、本に載せられなかった資料もご紹介しつつお話いたします。 詳しくはこちらをご覧くださいませ。
羊羹は羊肉の汁物!
羊羹はお菓子なのに、なぜ羊の字が使われているのでしょう? 意外にも「羊羹」の意味は、羊の羹(あつもの)、つまり羊肉の汁物。歴史をさかのぼるとルーツは中国で、鎌倉~室町時代に中国に留学した禅僧によって、日本にもたらされました。本来、おもてなし料理の一つでしたが、禅僧は肉食が禁じられていたため、小豆や小麦粉、葛粉などの植物性の材料を使い、羊肉に見立てて作ったと考えられています。 6世紀の『斉民要術』(せいみんようじゅつ)を参考にした羊の羹 羊肉ほか、豆豉(とうち…大豆を発酵させたもの)、葱、生姜などが入っています。
羊羹は羊肉の汁物!
羊羹はお菓子なのに、なぜ羊の字が使われているのでしょう? 意外にも「羊羹」の意味は、羊の羹(あつもの)、つまり羊肉の汁物。歴史をさかのぼるとルーツは中国で、鎌倉~室町時代に中国に留学した禅僧によって、日本にもたらされました。本来、おもてなし料理の一つでしたが、禅僧は肉食が禁じられていたため、小豆や小麦粉、葛粉などの植物性の材料を使い、羊肉に見立てて作ったと考えられています。 6世紀の『斉民要術』(せいみんようじゅつ)を参考にした羊の羹 羊肉ほか、豆豉(とうち…大豆を発酵させたもの)、葱、生姜などが入っています。
東京都立多摩図書館の企画展にて、虎屋文庫の機関誌『和菓子』ほかが展示されています
東京都立多摩図書館にて開催中の企画展「夏こそ、英語!」では、受験や海外旅行を機会に英語を学びたいと考えている方に向け、同館所蔵の英文雑誌・書籍や、英語学習誌のほか、海外の文化や情報がわかる書籍などを紹介しています。このうち、日本文化を海外に紹介する参考書として、虎屋文庫発行の機関誌『和菓子』創刊号~24号と、虎屋文庫資料展「和菓子の歴史」展小冊子、虎屋発行の『Flowers & Wagashi』(四季の花と和菓子を紹介)と、羊羹を4ヶ国語(日英仏中)で紹介した冊子『YOKAN』をとりあげていただきました。 また、展示室内には、研究者や雑誌編集者及び虎屋文庫からの英語学習応援メッセージもあります。 展示は9月6日(水)まで。詳しくはこちらへどうぞ。
東京都立多摩図書館の企画展にて、虎屋文庫の機関誌『和菓子』ほかが展示されています
東京都立多摩図書館にて開催中の企画展「夏こそ、英語!」では、受験や海外旅行を機会に英語を学びたいと考えている方に向け、同館所蔵の英文雑誌・書籍や、英語学習誌のほか、海外の文化や情報がわかる書籍などを紹介しています。このうち、日本文化を海外に紹介する参考書として、虎屋文庫発行の機関誌『和菓子』創刊号~24号と、虎屋文庫資料展「和菓子の歴史」展小冊子、虎屋発行の『Flowers & Wagashi』(四季の花と和菓子を紹介)と、羊羹を4ヶ国語(日英仏中)で紹介した冊子『YOKAN』をとりあげていただきました。 また、展示室内には、研究者や雑誌編集者及び虎屋文庫からの英語学習応援メッセージもあります。 展示は9月6日(水)まで。詳しくはこちらへどうぞ。
二代歌川国貞「(菓子屋店頭の図)」明治元年(1868)
菓子資料室 虎屋文庫では虎屋歴代の古文書や古器物に加え、菓子に関わるさまざまな資料を所蔵しています。このコーナーでは、その一部をご紹介していきます。 *画像をご使用になりたい方は虎屋文庫までご連絡くださいませ。 江戸時代後期から昭和初期、煎餅などに占い紙を入れた「辻占(つじうら)菓子」(「辻占」とも)が盛んに作られました。上の錦絵は、江戸横山町(現 日本橋横山町あたり)にあった辻占の名店「望月」の店頭を描いたものです。右から2番目が元芸者で店の主人の小越(小悦)。左手に辻占煎餅を持っています。 後ろの貼紙に「辻占」の文字が見える
二代歌川国貞「(菓子屋店頭の図)」明治元年(1868)
菓子資料室 虎屋文庫では虎屋歴代の古文書や古器物に加え、菓子に関わるさまざまな資料を所蔵しています。このコーナーでは、その一部をご紹介していきます。 *画像をご使用になりたい方は虎屋文庫までご連絡くださいませ。 江戸時代後期から昭和初期、煎餅などに占い紙を入れた「辻占(つじうら)菓子」(「辻占」とも)が盛んに作られました。上の錦絵は、江戸横山町(現 日本橋横山町あたり)にあった辻占の名店「望月」の店頭を描いたものです。右から2番目が元芸者で店の主人の小越(小悦)。左手に辻占煎餅を持っています。 後ろの貼紙に「辻占」の文字が見える