虎屋文庫:和菓子だより
歌舞伎座×ちくま大学 下級武士の食日記 講演会(全2回)のお知らせ
江戸時代に紀州和歌山藩勤番侍※・酒井伴四郎が詳細に残した日記をもとに、伴四郎の「江戸の驚きの食生活」について虎屋文庫顧問の青木直己が解説します。 下級武士たちはどんな食事をしていたのか? 伴四郎と一緒に、幕末の江戸を味わっていただけます。 ※勤番侍…国元から出て、江戸や大坂の藩邸詰めとなっている侍のこと 第1回 江戸のお弁当 9月28日(木)18:30~(受付18:00~) 第2回 江戸のお菓子 10月7日(土)14:30~(受付14:00~)●各回とも講演1時間/お食事時間(第2回はお菓子)30分 講師:青木直己料金:3,800円(税込)講演とお食事(お菓子)付会場:歌舞伎座3階『花篭』(東京メトロ東銀座駅3番出口直結)お問い合わせ・お申し込み:歌舞伎座サービス株式会社℡03-3545-6820(10:00~17:00)
歌舞伎座×ちくま大学 下級武士の食日記 講演会(全2回)のお知らせ
江戸時代に紀州和歌山藩勤番侍※・酒井伴四郎が詳細に残した日記をもとに、伴四郎の「江戸の驚きの食生活」について虎屋文庫顧問の青木直己が解説します。 下級武士たちはどんな食事をしていたのか? 伴四郎と一緒に、幕末の江戸を味わっていただけます。 ※勤番侍…国元から出て、江戸や大坂の藩邸詰めとなっている侍のこと 第1回 江戸のお弁当 9月28日(木)18:30~(受付18:00~) 第2回 江戸のお菓子 10月7日(土)14:30~(受付14:00~)●各回とも講演1時間/お食事時間(第2回はお菓子)30分 講師:青木直己料金:3,800円(税込)講演とお食事(お菓子)付会場:歌舞伎座3階『花篭』(東京メトロ東銀座駅3番出口直結)お問い合わせ・お申し込み:歌舞伎座サービス株式会社℡03-3545-6820(10:00~17:00)
ゴルフボール形の木型 大正15年(1926)
菓子資料室 虎屋文庫では虎屋歴代の古文書や古器物に加え、菓子に関わるさまざまな資料を所蔵しています。このコーナーでは、その一部をご紹介していきます。 *画像をご使用になりたい方は虎屋文庫までご連絡くださいませ。大正15年発売という意外に古い歴史を持つ「ゴルフ最中 ホールインワン」。考案当時は、写真の木型を用いて、押物や羊羹製(こなし)で作られました。木型は、ボール表面の模様が彫り込まれ、4分割になった凝った造り。現在の最中に劣らず本物そっくりな仕上がりは、今以上に見た人を驚かせたことでしょう。 ※誕生秘話は「歴史上の人物と和菓子」の『岩崎小彌太とゴルフ最中』参照。
ゴルフボール形の木型 大正15年(1926)
菓子資料室 虎屋文庫では虎屋歴代の古文書や古器物に加え、菓子に関わるさまざまな資料を所蔵しています。このコーナーでは、その一部をご紹介していきます。 *画像をご使用になりたい方は虎屋文庫までご連絡くださいませ。大正15年発売という意外に古い歴史を持つ「ゴルフ最中 ホールインワン」。考案当時は、写真の木型を用いて、押物や羊羹製(こなし)で作られました。木型は、ボール表面の模様が彫り込まれ、4分割になった凝った造り。現在の最中に劣らず本物そっくりな仕上がりは、今以上に見た人を驚かせたことでしょう。 ※誕生秘話は「歴史上の人物と和菓子」の『岩崎小彌太とゴルフ最中』参照。
港区立三田図書館ミュージアムセミナーのお知らせ
<<ご好評につき満席となりました。ありがとうございます。>> 清少納言が貴族から贈られた餅餤、森鴎外が好んだ饅頭茶漬け、武井武雄の菓子敷紙など、『和菓子を愛した人たち』(山川出版社)をもとに、虎屋文庫の所加奈代(研究主任)が日本の歴史を彩った人々と菓子に関する逸話をお話しいたします。 日時2017年9月30日(土)14:00〜15:30(13:30開場) タイトル「歴史上の人物100人と和菓子のおいしいお話 ‐清少納言から森鴎外まで みんな甘いものが大好きだった!?‐」 場所港区立三田図書館 3階集会室 〒108-0014 東京都港区芝5-28-4 アクセス:JR山手線・京浜東北線田町駅三田口徒歩5分、都営三田線・浅草線三田駅A3出口徒歩1分 対象・料金中学生以上、先着40名/無料 本には書ききれなかった裏話やさまざまな資料もご紹介しますので。詳しくはこちら。
港区立三田図書館ミュージアムセミナーのお知らせ
<<ご好評につき満席となりました。ありがとうございます。>> 清少納言が貴族から贈られた餅餤、森鴎外が好んだ饅頭茶漬け、武井武雄の菓子敷紙など、『和菓子を愛した人たち』(山川出版社)をもとに、虎屋文庫の所加奈代(研究主任)が日本の歴史を彩った人々と菓子に関する逸話をお話しいたします。 日時2017年9月30日(土)14:00〜15:30(13:30開場) タイトル「歴史上の人物100人と和菓子のおいしいお話 ‐清少納言から森鴎外まで みんな甘いものが大好きだった!?‐」 場所港区立三田図書館 3階集会室 〒108-0014 東京都港区芝5-28-4 アクセス:JR山手線・京浜東北線田町駅三田口徒歩5分、都営三田線・浅草線三田駅A3出口徒歩1分 対象・料金中学生以上、先着40名/無料 本には書ききれなかった裏話やさまざまな資料もご紹介しますので。詳しくはこちら。
不思議な形の羊羹
元禄8年8月「御菓子之畫圖」(虎屋黒川家文書) *画像をご使用になりたい方は虎屋文庫までご連絡くださいませ。 虎屋の羊羹の形がわかる、もっとも古い史料は、元禄8年(1695)8月の「御菓子之畫圖(おかしのえず)」です。この不思議な形は洲浜(すはま)※1と呼ばれるもので、おめでたい文様としても好まれました。当時の羊羹は、餡に小麦粉や葛粉を混ぜて蒸し固めた蒸羊羹だったと考えられており、蒸しあげてから形を作ったものでしょう。同時代に、同じ形の「白羊羹」の絵図も残っており、定番の形だったのかもしれません。 ※1 洲が大きくなり、海岸線に曲線的な出入りのある浜辺(『広辞苑』六版)。 ※2019年10月30日、新潮社より虎屋文庫『ようかん』発行(税込2420円)。是非ご一読くださいませ。
不思議な形の羊羹
元禄8年8月「御菓子之畫圖」(虎屋黒川家文書) *画像をご使用になりたい方は虎屋文庫までご連絡くださいませ。 虎屋の羊羹の形がわかる、もっとも古い史料は、元禄8年(1695)8月の「御菓子之畫圖(おかしのえず)」です。この不思議な形は洲浜(すはま)※1と呼ばれるもので、おめでたい文様としても好まれました。当時の羊羹は、餡に小麦粉や葛粉を混ぜて蒸し固めた蒸羊羹だったと考えられており、蒸しあげてから形を作ったものでしょう。同時代に、同じ形の「白羊羹」の絵図も残っており、定番の形だったのかもしれません。 ※1 洲が大きくなり、海岸線に曲線的な出入りのある浜辺(『広辞苑』六版)。 ※2019年10月30日、新潮社より虎屋文庫『ようかん』発行(税込2420円)。是非ご一読くださいませ。
菓子団扇絵 大正時代頃
菓子資料室 虎屋文庫では虎屋歴代の古文書や古器物に加え、菓子に関わるさまざまな資料を所蔵しています。このコーナーでは、その一部をご紹介していきます。 *画像をご使用になりたい方は虎屋文庫までご連絡くださいませ。 「団扇絵」とは、団扇に貼るための絵のことです。今回ご紹介するのは、大正時代頃に刷られたもの。風呂敷包みを持つ女性と女の子の背景には、汁粉や水飴、カステラ、チョコレートなどの絵や、「おみやげに」「御祝に」「御旅行に」といった宣伝文句が見えます。菓子屋で配るために作られたものなのでしょう、可愛らしい絵に釣られてつい菓子を買ってしまいそうです。 「ピース」とあるのは、当時森永製菓株式会社が販売していた錠菓か 「中元御祝儀に」砂糖を、「御訪問に」木箱入の菓子をお勧めしている
菓子団扇絵 大正時代頃
菓子資料室 虎屋文庫では虎屋歴代の古文書や古器物に加え、菓子に関わるさまざまな資料を所蔵しています。このコーナーでは、その一部をご紹介していきます。 *画像をご使用になりたい方は虎屋文庫までご連絡くださいませ。 「団扇絵」とは、団扇に貼るための絵のことです。今回ご紹介するのは、大正時代頃に刷られたもの。風呂敷包みを持つ女性と女の子の背景には、汁粉や水飴、カステラ、チョコレートなどの絵や、「おみやげに」「御祝に」「御旅行に」といった宣伝文句が見えます。菓子屋で配るために作られたものなのでしょう、可愛らしい絵に釣られてつい菓子を買ってしまいそうです。 「ピース」とあるのは、当時森永製菓株式会社が販売していた錠菓か 「中元御祝儀に」砂糖を、「御訪問に」木箱入の菓子をお勧めしている
和歌山県で菓子木型の展示が開催されています
8月27日(日)まで、和歌山市立博物館にて、株式会社総本家駿河屋の菓子木型や菓子の絵手本など約250点が復元菓子とともに展示されています。虎屋関連の展示品はありませんが、虎屋文庫から、資料や情報の提供をしています。和歌山の名所、「和歌の浦」の風景や文芸作品をモチーフにした株式会社総本家駿河屋の落雁は「美尽し善極めたる前後無比の良品」であったといいます。この機会にぜひご覧ください。 「美尽し善極める―駿河屋の菓子木型―」 日程 平成29年7月22日(土)~8月27日(日) 9時~17時(入館は16時30分まで)休館日:月曜日 場所 和歌山市立博物館 お問い合わせは和歌山市立博物館(073-423-0003) までお願いいたします。 特別講演会や展示解説もあります。 和歌山市立博物館ホームページ http://www.wakayama-city-museum.jp/exhibition-now.html
和歌山県で菓子木型の展示が開催されています
8月27日(日)まで、和歌山市立博物館にて、株式会社総本家駿河屋の菓子木型や菓子の絵手本など約250点が復元菓子とともに展示されています。虎屋関連の展示品はありませんが、虎屋文庫から、資料や情報の提供をしています。和歌山の名所、「和歌の浦」の風景や文芸作品をモチーフにした株式会社総本家駿河屋の落雁は「美尽し善極めたる前後無比の良品」であったといいます。この機会にぜひご覧ください。 「美尽し善極める―駿河屋の菓子木型―」 日程 平成29年7月22日(土)~8月27日(日) 9時~17時(入館は16時30分まで)休館日:月曜日 場所 和歌山市立博物館 お問い合わせは和歌山市立博物館(073-423-0003) までお願いいたします。 特別講演会や展示解説もあります。 和歌山市立博物館ホームページ http://www.wakayama-city-museum.jp/exhibition-now.html