虎屋文庫:和菓子だより
ヨ~カン♪
とある会合後の懇親会での会話。「虎屋では社員に『羊羹を世界へ』という言葉を投げかけ、それをきっかけに、皆に羊羹のことをさらに考えてもらおうと思っている」すると、お隣りにいらしたカントリーミュージックをこよなく愛するTホテルのK氏はすかさずご提案くださいました。「『羊羹を世界へ』なら「You All Come」をテーマソングにしては」聴いてみると「なるほど」と膝を打ちたくなります。インターネットで「You All Come」(あるいは「Y’all come」)を検索して、是非、聴いてみて下さい。
ヨ~カン♪
とある会合後の懇親会での会話。「虎屋では社員に『羊羹を世界へ』という言葉を投げかけ、それをきっかけに、皆に羊羹のことをさらに考えてもらおうと思っている」すると、お隣りにいらしたカントリーミュージックをこよなく愛するTホテルのK氏はすかさずご提案くださいました。「『羊羹を世界へ』なら「You All Come」をテーマソングにしては」聴いてみると「なるほど」と膝を打ちたくなります。インターネットで「You All Come」(あるいは「Y’all come」)を検索して、是非、聴いてみて下さい。
『あじわい』誌の夏号に寄稿しています
全国銘産菓子工業協同組合発行『あじわい』にて連載中の「資料に見る和菓子」。第5回「団扇絵」では、夏の風物詩「団扇」に、涼を呼ぶ菓子や江戸の名物煎餅をみつけました。 下記からもご覧いただけますので、是非ご一読くださいませ。 http://www.ajiwai.or.jp/wagashi/index.html
『あじわい』誌の夏号に寄稿しています
全国銘産菓子工業協同組合発行『あじわい』にて連載中の「資料に見る和菓子」。第5回「団扇絵」では、夏の風物詩「団扇」に、涼を呼ぶ菓子や江戸の名物煎餅をみつけました。 下記からもご覧いただけますので、是非ご一読くださいませ。 http://www.ajiwai.or.jp/wagashi/index.html
「ベッコー飴器」 年代不明
菓子資料室 虎屋文庫では虎屋歴代の古文書や古器物に加え、菓子に関わるさまざまな資料を所蔵しています。このコーナーでは、その一部をご紹介していきます。 箱のサイズ:15.5×12.4×0.6(cm) *画像をご使用になりたい方は虎屋文庫までご連絡くださいませ。 砂糖と水を煮詰め、型に入れ固めて作る「べっこう飴」。子どもの頃、縁日で買ってもらったり、理科の実験で作ったりした思い出がある方も多いのではないでしょうか。 こちらは家庭用に販売された「ベッコー飴器」で、箱の中に真鍮の板、型、ヘラが揃えられています。型のつまみ部分は、開いて楊枝や割り箸を挿し、棒付きにしたのでしょう。飴を流し込む工程やできあがりを想像すると、大人でもなんだかわくわくしてしまいますね。 型に爪楊枝を挿したところ。 「作り方 水を入れる時酎を少量混ぜて煮詰ること」とある。風味をよくするために焼酎を入れたのだろうか。
「ベッコー飴器」 年代不明
菓子資料室 虎屋文庫では虎屋歴代の古文書や古器物に加え、菓子に関わるさまざまな資料を所蔵しています。このコーナーでは、その一部をご紹介していきます。 箱のサイズ:15.5×12.4×0.6(cm) *画像をご使用になりたい方は虎屋文庫までご連絡くださいませ。 砂糖と水を煮詰め、型に入れ固めて作る「べっこう飴」。子どもの頃、縁日で買ってもらったり、理科の実験で作ったりした思い出がある方も多いのではないでしょうか。 こちらは家庭用に販売された「ベッコー飴器」で、箱の中に真鍮の板、型、ヘラが揃えられています。型のつまみ部分は、開いて楊枝や割り箸を挿し、棒付きにしたのでしょう。飴を流し込む工程やできあがりを想像すると、大人でもなんだかわくわくしてしまいますね。 型に爪楊枝を挿したところ。 「作り方 水を入れる時酎を少量混ぜて煮詰ること」とある。風味をよくするために焼酎を入れたのだろうか。
港区立三田図書館ミュージアムセミナーのお知らせ
<<ご好評につき満席となりました。ありがとうございます。>>お問い合わせは港区立三田図書館(03-3452-4951)へ 平安時代のかき氷はどんなもの?羊羹に「羊」の字を使うのはなぜ?普段何気なく食べている和菓子ですが、意外に知らないことも多いのではないでしょうか。6月16日は和菓子の日。虎屋文庫の河上可央理(研究主事)が、和菓子の歴史についてお話しいたします。 港区立三田図書館ミュージアムセミナー「6月16日は和菓子の日!楽しい和菓子の歴史」 日時2018年6月16日(土)14:00〜15:30(13:30開場) 場所港区立三田図書館 3階集会室 〒108-0014 東京都港区芝5-28-4アクセス:JR山手線・京浜東北線田町駅三田口徒歩5分、都営三田線・浅草線三田駅A3出口徒歩1分 対象・料金中学生以上、先着40名/無料 詳しくはこちら。
港区立三田図書館ミュージアムセミナーのお知らせ
<<ご好評につき満席となりました。ありがとうございます。>>お問い合わせは港区立三田図書館(03-3452-4951)へ 平安時代のかき氷はどんなもの?羊羹に「羊」の字を使うのはなぜ?普段何気なく食べている和菓子ですが、意外に知らないことも多いのではないでしょうか。6月16日は和菓子の日。虎屋文庫の河上可央理(研究主事)が、和菓子の歴史についてお話しいたします。 港区立三田図書館ミュージアムセミナー「6月16日は和菓子の日!楽しい和菓子の歴史」 日時2018年6月16日(土)14:00〜15:30(13:30開場) 場所港区立三田図書館 3階集会室 〒108-0014 東京都港区芝5-28-4アクセス:JR山手線・京浜東北線田町駅三田口徒歩5分、都営三田線・浅草線三田駅A3出口徒歩1分 対象・料金中学生以上、先着40名/無料 詳しくはこちら。
東京都立中央図書館で和菓子の本が展示されています
「和菓子のひととき ~いとおかし~」 会 期:開催中~7月4日(水曜日) 会 場:東京都立中央図書館1階伝統・文化コーナー(港区) 入場料: 無料 6月16日の和菓子の日に合わせ、全国銘菓ガイドブックや美しい和菓子の写真集、レシピブック、各地の博物館の図録まで、館蔵の和菓子関係の書籍約70点を和菓子の歴史に関わるミニパネルとともに紹介しています。虎屋文庫の機関誌『和菓子』や展示小冊子、虎屋所蔵の菓子木型5点も合わせて展示されていますので、是非ご覧ください。 詳しくはこちらをご覧ください。 お問い合わせは東京都立中央図書館(03-3442-8451)までお願いいたします。
東京都立中央図書館で和菓子の本が展示されています
「和菓子のひととき ~いとおかし~」 会 期:開催中~7月4日(水曜日) 会 場:東京都立中央図書館1階伝統・文化コーナー(港区) 入場料: 無料 6月16日の和菓子の日に合わせ、全国銘菓ガイドブックや美しい和菓子の写真集、レシピブック、各地の博物館の図録まで、館蔵の和菓子関係の書籍約70点を和菓子の歴史に関わるミニパネルとともに紹介しています。虎屋文庫の機関誌『和菓子』や展示小冊子、虎屋所蔵の菓子木型5点も合わせて展示されていますので、是非ご覧ください。 詳しくはこちらをご覧ください。 お問い合わせは東京都立中央図書館(03-3442-8451)までお願いいたします。
「大内帳」「大福帳」 明治40~43年(1907~10)頃
菓子資料室 虎屋文庫では虎屋歴代の古文書や古器物に加え、菓子に関わるさまざまな資料を所蔵しています。このコーナーでは、その一部をご紹介していきます。 *画像をご使用になりたい方は虎屋文庫までご連絡くださいませ。 虎屋には、お客様からのご注文内容を記録した帳簿類が数多く残っています。写真は、明治40~43年頃のもの。御所のご注文専用の「大内帳(おおうちちょう)」と、それ以外のお得意様のご注文を記録した「大福帳(だいふくちょう)」の2種類があります。 一見普通の革表紙の洋装本ですが、開くと中の頁はなんと和紙。不思議な作りですが、記入済みの和装本の帳簿を後から西洋の装丁にならって製本し直したものであることが、修復のため解体したことにより判明しました。当時のお客様や、菓子の名前・価格等がうかがえる記載内容についてはもちろんのこと、製本方法の珍しさからいっても貴重な史料です。 文字は墨で書かれている。傍線部は「夜の梅」。
「大内帳」「大福帳」 明治40~43年(1907~10)頃
菓子資料室 虎屋文庫では虎屋歴代の古文書や古器物に加え、菓子に関わるさまざまな資料を所蔵しています。このコーナーでは、その一部をご紹介していきます。 *画像をご使用になりたい方は虎屋文庫までご連絡くださいませ。 虎屋には、お客様からのご注文内容を記録した帳簿類が数多く残っています。写真は、明治40~43年頃のもの。御所のご注文専用の「大内帳(おおうちちょう)」と、それ以外のお得意様のご注文を記録した「大福帳(だいふくちょう)」の2種類があります。 一見普通の革表紙の洋装本ですが、開くと中の頁はなんと和紙。不思議な作りですが、記入済みの和装本の帳簿を後から西洋の装丁にならって製本し直したものであることが、修復のため解体したことにより判明しました。当時のお客様や、菓子の名前・価格等がうかがえる記載内容についてはもちろんのこと、製本方法の珍しさからいっても貴重な史料です。 文字は墨で書かれている。傍線部は「夜の梅」。