虎屋文庫:和菓子だより
TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」に出演いたします
2020年6月21日(日)放送のTBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」で、虎屋文庫の所加奈代が羊羹についてお話いたします。 コーナー名「ゲストdeダバダ」午前11:00~11:30頃 大きなニュース・災害などがあった場合は、放送が予告なく変更されることもございます。番組のHPはこちら。 あわせて『ようかん』(新潮社)もご一読いただけましたら幸いです。
TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」に出演いたします
2020年6月21日(日)放送のTBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」で、虎屋文庫の所加奈代が羊羹についてお話いたします。 コーナー名「ゲストdeダバダ」午前11:00~11:30頃 大きなニュース・災害などがあった場合は、放送が予告なく変更されることもございます。番組のHPはこちら。 あわせて『ようかん』(新潮社)もご一読いただけましたら幸いです。
和菓子で漢字クイズ! 超難問編
今回は超難問を揃えました。よくご存じのもののはずですが、読めますか? 1、 浮石糖 ヒント:縁日でおなじみ。 2、 波牟 ヒント:カタカナ2文字、和菓子ではありません。 3、 糖花 ヒント:小さくて色とりどり。 4、 春庭糖 ヒント:粕平とも書きます。 1~3は江戸時代の図説百科事典『和漢三才図会』(1712序) より4は菓子製法書『古今名物御前菓子秘伝抄』(1718)より 答えは下へスクロールしてください。 ↓ ↓ ↓ ↓ 1、カルメイラ カルメ焼でおなじみのカルメラです。軽石 のような見かけからつけられたのでしょう。 2、パン「波=は」、「牟=む=ん」で、音に当てた文字です。 3、金平糖 (こんぺいとう)花のような砂糖菓子という意味でしょうか、菓子にぴったりのかわいらしい字です。 4、カステラ江戸時代は「カステイラ」と呼ばれ、『和漢三才図会』では「加須庭良」と書いています。ヒントの「粕平」は幕末の奄美の風俗を記した『南島雑話』から。カステイラ→かすたいら と考えられます。 『和漢三才図会』より 国立国会図書館蔵なお、『和漢三才図会』(国立国会図書館蔵)、『古今名物御前菓子秘伝抄』(国文学研究資料館撮影/味の素食の文化センター蔵)、『南島雑話』(奄美市立奄美博物館蔵・電子ミュージアム奄美)は、いずれも画像公開されています。
和菓子で漢字クイズ! 超難問編
今回は超難問を揃えました。よくご存じのもののはずですが、読めますか? 1、 浮石糖 ヒント:縁日でおなじみ。 2、 波牟 ヒント:カタカナ2文字、和菓子ではありません。 3、 糖花 ヒント:小さくて色とりどり。 4、 春庭糖 ヒント:粕平とも書きます。 1~3は江戸時代の図説百科事典『和漢三才図会』(1712序) より4は菓子製法書『古今名物御前菓子秘伝抄』(1718)より 答えは下へスクロールしてください。 ↓ ↓ ↓ ↓ 1、カルメイラ カルメ焼でおなじみのカルメラです。軽石 のような見かけからつけられたのでしょう。 2、パン「波=は」、「牟=む=ん」で、音に当てた文字です。 3、金平糖 (こんぺいとう)花のような砂糖菓子という意味でしょうか、菓子にぴったりのかわいらしい字です。 4、カステラ江戸時代は「カステイラ」と呼ばれ、『和漢三才図会』では「加須庭良」と書いています。ヒントの「粕平」は幕末の奄美の風俗を記した『南島雑話』から。カステイラ→かすたいら と考えられます。 『和漢三才図会』より 国立国会図書館蔵なお、『和漢三才図会』(国立国会図書館蔵)、『古今名物御前菓子秘伝抄』(国文学研究資料館撮影/味の素食の文化センター蔵)、『南島雑話』(奄美市立奄美博物館蔵・電子ミュージアム奄美)は、いずれも画像公開されています。
おうちで読書 英語で読む菓子の百科事典
和菓子はもちろん、世界各地の菓子に興味をもっていらっしゃる方におすすめしたい英語の本があります。それは、イギリスのオックスフォード大学出版局による『SUGAR AND SWEETS』。 aの「アラモード」(菓子や果物の上にアイスクリームをのせたもの)にはじまって、zの「ズッパ・イングレーゼ」(イタリア菓子)まで、アルファベット順に歴史や魅力、素材や製法などを解説した、まさにお菓子の百科事典です。寄稿者は歴史家、菓子職人、科学者など、265人もの専門家で、カラーを含めて約160の図版があり、頁をめくるだけでもわくわくします。大きさ縦 26.0 × 横 18.7cm 、888頁と聞けば、その充実度が想像できることでしょう。何よりも「Japan」や「Kyoto」 「wagashi」「dango」「mochi」「manjû」の項目があるのは嬉しいこと。 「Japan」では、外来の唐菓子や点心、南蛮菓子も含めて、4頁半にわたり、日本の菓子の歴史や特徴、現状 について語られています。和菓子関係の執筆者は、日本の食文化についての著作も多いカンザス大学の教授、Eric C.Rath氏で、赤井達郎著『和菓子の文化誌』(河原書店)ほか和菓子や日本の食物史の本を参考文献にあげています。 「wagashi」では、「手作りの和菓子の芸術性は、ファベルジェやティファニーの宝石の美しさや技にも匹敵する」といったコメントも。日本には、京都の俵屋吉富と東京の虎屋に菓子のミュージアムがあることも書かれています(正確にいうと、虎屋文庫は菓子の資料室ですが、ありがたい限りです)。 なお、この本を参考文献としてあげている本に、Laura Mason著『キャンディと砂糖菓子の歴史物語』(原書房)があり、日本の干菓子や飴、餡についても少々説明されています。外国にも和菓子に注目している研究者がいるのですね。今後の展開が楽しみです。
おうちで読書 英語で読む菓子の百科事典
和菓子はもちろん、世界各地の菓子に興味をもっていらっしゃる方におすすめしたい英語の本があります。それは、イギリスのオックスフォード大学出版局による『SUGAR AND SWEETS』。 aの「アラモード」(菓子や果物の上にアイスクリームをのせたもの)にはじまって、zの「ズッパ・イングレーゼ」(イタリア菓子)まで、アルファベット順に歴史や魅力、素材や製法などを解説した、まさにお菓子の百科事典です。寄稿者は歴史家、菓子職人、科学者など、265人もの専門家で、カラーを含めて約160の図版があり、頁をめくるだけでもわくわくします。大きさ縦 26.0 × 横 18.7cm 、888頁と聞けば、その充実度が想像できることでしょう。何よりも「Japan」や「Kyoto」 「wagashi」「dango」「mochi」「manjû」の項目があるのは嬉しいこと。 「Japan」では、外来の唐菓子や点心、南蛮菓子も含めて、4頁半にわたり、日本の菓子の歴史や特徴、現状 について語られています。和菓子関係の執筆者は、日本の食文化についての著作も多いカンザス大学の教授、Eric C.Rath氏で、赤井達郎著『和菓子の文化誌』(河原書店)ほか和菓子や日本の食物史の本を参考文献にあげています。 「wagashi」では、「手作りの和菓子の芸術性は、ファベルジェやティファニーの宝石の美しさや技にも匹敵する」といったコメントも。日本には、京都の俵屋吉富と東京の虎屋に菓子のミュージアムがあることも書かれています(正確にいうと、虎屋文庫は菓子の資料室ですが、ありがたい限りです)。 なお、この本を参考文献としてあげている本に、Laura Mason著『キャンディと砂糖菓子の歴史物語』(原書房)があり、日本の干菓子や飴、餡についても少々説明されています。外国にも和菓子に注目している研究者がいるのですね。今後の展開が楽しみです。
【重要】虎屋文庫 問合せ対応・機関誌発送再開のお知らせ
4月8日より機関誌『和菓子』の販売、及び虎屋文庫へのお問い合わせへの対応を休止させていただいておりましたが、緊急事態宣言の解除を受け、6月1日より再開いたしました。 休止中はご不便をおかけいたしました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
【重要】虎屋文庫 問合せ対応・機関誌発送再開のお知らせ
4月8日より機関誌『和菓子』の販売、及び虎屋文庫へのお問い合わせへの対応を休止させていただいておりましたが、緊急事態宣言の解除を受け、6月1日より再開いたしました。 休止中はご不便をおかけいたしました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
和菓子キャラクター 集まれ
現在、可愛くて魅力的なキャラクタ―がたくさん存在します。一番大きなグランプリには1000を越えるエントリ―があるほど。都道府県や市町村のシンボルであったり、企業、団体のマスコットであったり、性格はさまざまです。 そこで、和菓子に関連するキャラクタ―を集めてみました。名称や所属等も記しましたので、どんなのかしら?と、どうぞ調べてみてください。 現状で収集出来たものですので、今後も探し続けます。 【材料編】 アズキキング(小豆•井村屋株式会社) あずきさん(小豆•あずきミュ―ジアム) あずキング(小豆•道南食品株式会社) アズキ(小豆• 株式会社サンリオ) きなこ姫(きな粉• 道南食品株式会社) 長久手米粉キャンペ―ンママ こめこさん(米粒•愛知県長久手市) 【餅編】 かしわんこもち(柏餅•株式会社サンリオ) シロモチくん(丸餅•三重県津市) もち―うさぎ(桜餅• 株式会社坂井商店) 【団子編】 うっち―(茶団子•宇治ボランティア活動センタ―) ササダンゴン(笹団子• 新潟応援団笹だんごの会) でん坊(でんぷん団子•北海道小清水町) 【饅頭編】 二代目うすかわくんJAPAN(薄皮饅頭• 株式会社柏屋) おんせんまんじゅうサン(温泉饅頭• 戸倉上山田温泉) くずまん(葛饅頭• 株式会社井上天極堂)...
和菓子キャラクター 集まれ
現在、可愛くて魅力的なキャラクタ―がたくさん存在します。一番大きなグランプリには1000を越えるエントリ―があるほど。都道府県や市町村のシンボルであったり、企業、団体のマスコットであったり、性格はさまざまです。 そこで、和菓子に関連するキャラクタ―を集めてみました。名称や所属等も記しましたので、どんなのかしら?と、どうぞ調べてみてください。 現状で収集出来たものですので、今後も探し続けます。 【材料編】 アズキキング(小豆•井村屋株式会社) あずきさん(小豆•あずきミュ―ジアム) あずキング(小豆•道南食品株式会社) アズキ(小豆• 株式会社サンリオ) きなこ姫(きな粉• 道南食品株式会社) 長久手米粉キャンペ―ンママ こめこさん(米粒•愛知県長久手市) 【餅編】 かしわんこもち(柏餅•株式会社サンリオ) シロモチくん(丸餅•三重県津市) もち―うさぎ(桜餅• 株式会社坂井商店) 【団子編】 うっち―(茶団子•宇治ボランティア活動センタ―) ササダンゴン(笹団子• 新潟応援団笹だんごの会) でん坊(でんぷん団子•北海道小清水町) 【饅頭編】 二代目うすかわくんJAPAN(薄皮饅頭• 株式会社柏屋) おんせんまんじゅうサン(温泉饅頭• 戸倉上山田温泉) くずまん(葛饅頭• 株式会社井上天極堂)...
おうちで読書 菓子木型の図録
落雁など干菓子のほか、生菓子にも使われる菓子の木型は、江戸時代から作られてきました。造形としても美しく、美術館・博物館などでもよく展示されます。まれに図録が作られることがあり、いずれも資料価値も高い充実した内容ですのでご紹介します。 美尽し善極める ―駿河屋の菓子木型―(和歌山市立博物館、 2017年) 紀州藩御用菓子司駿河屋に伝えられてきた「殿様好み」の豪華な落雁の木型は圧巻の迫力です。取り寄せ可。 菓子木型~和のかたち~(岡山シティミュージアム、2011年) 江戸時代から近代までの、菓子木型に関係する史料を幅広く掲載。岡山県内の木型職人についての調査も貴重。取り寄せ可。 このほか武蔵野美術大学美術館・図書館民俗資料室の『菓子木型の造形 ―職人の技と美―』(2015)や、町田郷土資料館の『落雁展―徳川期の菓子木型を中心に』(1975)があります。 なお、菓子木型の基礎文献として知られるのは、徳力彦之助『落雁』三彩社、1967年(増補改訂版、1975年)。内容に違いがあるので、研究したい方は両方読まれることをお勧めします。
おうちで読書 菓子木型の図録
落雁など干菓子のほか、生菓子にも使われる菓子の木型は、江戸時代から作られてきました。造形としても美しく、美術館・博物館などでもよく展示されます。まれに図録が作られることがあり、いずれも資料価値も高い充実した内容ですのでご紹介します。 美尽し善極める ―駿河屋の菓子木型―(和歌山市立博物館、 2017年) 紀州藩御用菓子司駿河屋に伝えられてきた「殿様好み」の豪華な落雁の木型は圧巻の迫力です。取り寄せ可。 菓子木型~和のかたち~(岡山シティミュージアム、2011年) 江戸時代から近代までの、菓子木型に関係する史料を幅広く掲載。岡山県内の木型職人についての調査も貴重。取り寄せ可。 このほか武蔵野美術大学美術館・図書館民俗資料室の『菓子木型の造形 ―職人の技と美―』(2015)や、町田郷土資料館の『落雁展―徳川期の菓子木型を中心に』(1975)があります。 なお、菓子木型の基礎文献として知られるのは、徳力彦之助『落雁』三彩社、1967年(増補改訂版、1975年)。内容に違いがあるので、研究したい方は両方読まれることをお勧めします。