虎屋文庫:和菓子だより
山水會25周年記念展覧会で虎屋文庫・中山圭子の講演会が開催されます
6月21日(金)から23日(日)に京都文化博物館にて、山水會※25周年記念展覧会「お菓子はいつでもたのしい」が開催されます。プログラムの一つとして、虎屋文庫の中山圭子が宮中行事と京菓子とのつながりなどについてお話しいたします。 講演会「宮中行事から見た京菓子」開催日:2024年6月22日(土) 11:00~(1時間程度)講 師:中山圭子(虎屋文庫主席研究員) 会 場:京都文化博物館別館 参加費:山水會25周年記念展覧会の入場料1000円(お茶券付入場料・1500円)定 員:当日受付、先着順(席に限りがあります) 展覧会の詳細、その他のイベントについてははこちらをご覧ください。 ※山水會とは平成11年(1999)、京菓子の老舗の若手有志が集い、共に学び交流することを目的にスタート。 菓子文化を「未来にも繋いでいきたい」との思いで、講習会や見学会、他の伝統文化に関わる団体との交流など様々な事業を行っている。現在12店が在籍。
山水會25周年記念展覧会で虎屋文庫・中山圭子の講演会が開催されます
6月21日(金)から23日(日)に京都文化博物館にて、山水會※25周年記念展覧会「お菓子はいつでもたのしい」が開催されます。プログラムの一つとして、虎屋文庫の中山圭子が宮中行事と京菓子とのつながりなどについてお話しいたします。 講演会「宮中行事から見た京菓子」開催日:2024年6月22日(土) 11:00~(1時間程度)講 師:中山圭子(虎屋文庫主席研究員) 会 場:京都文化博物館別館 参加費:山水會25周年記念展覧会の入場料1000円(お茶券付入場料・1500円)定 員:当日受付、先着順(席に限りがあります) 展覧会の詳細、その他のイベントについてははこちらをご覧ください。 ※山水會とは平成11年(1999)、京菓子の老舗の若手有志が集い、共に学び交流することを目的にスタート。 菓子文化を「未来にも繋いでいきたい」との思いで、講習会や見学会、他の伝統文化に関わる団体との交流など様々な事業を行っている。現在12店が在籍。
渋沢史料館での講座「渋沢栄一をつたえる 飛鳥山邸のおもてなしから学ぶ」のお知らせ
新一万円札の発行を記念して、渋沢栄一がどのようにお客様を迎え、おもてなしをしたのかについて、渋沢史料館副館長の川上恵氏と虎屋文庫の森田 環がお話しします。 開催日:2024年7月7日(日) 13:30~14:30 会 場:渋沢史料館 青淵文庫(飛鳥山公園内) 参加費:2,000円(虎屋の菓子のお土産付) 定 員:35名(事前申込制・先着順) お問い合わせ先:渋沢史料館(03-3910-0005) お申し込み方法など、詳しくはこちらをご覧ください。※定員に達しました。
渋沢史料館での講座「渋沢栄一をつたえる 飛鳥山邸のおもてなしから学ぶ」のお知らせ
新一万円札の発行を記念して、渋沢栄一がどのようにお客様を迎え、おもてなしをしたのかについて、渋沢史料館副館長の川上恵氏と虎屋文庫の森田 環がお話しします。 開催日:2024年7月7日(日) 13:30~14:30 会 場:渋沢史料館 青淵文庫(飛鳥山公園内) 参加費:2,000円(虎屋の菓子のお土産付) 定 員:35名(事前申込制・先着順) お問い合わせ先:渋沢史料館(03-3910-0005) お申し込み方法など、詳しくはこちらをご覧ください。※定員に達しました。

虎屋看板 江戸時代
菓子資料室 虎屋文庫では虎屋歴代の古文書や古器物に加え、菓子に関わるさまざまな資料を所蔵しています。このコーナーでは、その一部をご紹介していきます。 高さ×横幅:117.5×90(㎝) *画像をご使用になりたい方は虎屋文庫までご連絡くださいませ。 江戸時代、虎屋の店頭に置かれていた看板です。 中央上段には屋号にちなみ、木彫りの虎がついています。かつては金箔貼りで、目玉が動く仕掛けになっていました。 虎の下の丸形は饅頭、右側の上は洲浜(すはま)※、その下が羊羹とされています。ただし洲浜は、同じ形をした羊羹が元禄8年(1695)の見本帳に見られることから、羊羹を表現したものとも考えられそうです。 毎年6月2日の虎屋の創立記念日に行われる法要では、「御饅頭所看板」などとともに、この看板もお祀りしています。 ※黄粉に砂糖や水飴を合わせて固めたもの。豆飴とも。洲浜形とは、浜辺の入り組んだ様子をあらわした形。
虎屋看板 江戸時代
菓子資料室 虎屋文庫では虎屋歴代の古文書や古器物に加え、菓子に関わるさまざまな資料を所蔵しています。このコーナーでは、その一部をご紹介していきます。 高さ×横幅:117.5×90(㎝) *画像をご使用になりたい方は虎屋文庫までご連絡くださいませ。 江戸時代、虎屋の店頭に置かれていた看板です。 中央上段には屋号にちなみ、木彫りの虎がついています。かつては金箔貼りで、目玉が動く仕掛けになっていました。 虎の下の丸形は饅頭、右側の上は洲浜(すはま)※、その下が羊羹とされています。ただし洲浜は、同じ形をした羊羹が元禄8年(1695)の見本帳に見られることから、羊羹を表現したものとも考えられそうです。 毎年6月2日の虎屋の創立記念日に行われる法要では、「御饅頭所看板」などとともに、この看板もお祀りしています。 ※黄粉に砂糖や水飴を合わせて固めたもの。豆飴とも。洲浜形とは、浜辺の入り組んだ様子をあらわした形。

河鍋暁斎筆「四季風景五月幟図」明治時代
菓子資料室 虎屋文庫では虎屋歴代の古文書や古器物に加え、菓子に関わるさまざまな資料を所蔵しています。このコーナーでは、その一部をご紹介していきます。 絹本着色(118.0×40.1㎝・本紙寸法)(無断使用を禁じます) 今回は、河鍋暁斎(かわなべきょうさい・1831〜89)の「四季風景五月幟図(しきふうけいさつきのぼりず)」をご紹介します。 暁斎は、下総国古河(現・茨城県古河市)に生まれ、2歳の時に家族とともに江戸に出たのち、7歳で絵を学びはじめます。幕末から明治時代前半の江戸・東京において、狩野派絵師として活躍しますが、浮世絵や風刺画なども手掛け、日本のみならず海外でも高い評価を得ました。 「四季風景五月幟図」では、茅葺屋根の家の鯉のぼりが空高く舞い上がっています。遠景の富士山に、鯉のぼりの尾がかかっている構図が、絶妙といえるでしょう。また、青々とした水田と黄金色の稲田、雪化粧をした富士山を同画面に描くことで、一幅で夏から冬までの季節の移ろいを表しています。端午にあわせ、菖蒲を使ったくす玉や、鎧兜、金太郎、鍾馗(しょうき・中国で疫病神を追いはらうという神)、鷹の飾り物といった設えも細かく描かれており、大変楽しい作品です。 くす玉と、鎧兜、金太郎、鍾馗、鷹の飾り物 この作品は、2024年5月19日(日)まで、虎屋 京都ギャラリーにて展示しております。実物を近くで見ることが出来る貴重な機会ですので、お近くにいらした際は、是非ご来場くださいませ。 虎屋 京都ギャラリー 虎屋所蔵品展「水のいきもの」
河鍋暁斎筆「四季風景五月幟図」明治時代
菓子資料室 虎屋文庫では虎屋歴代の古文書や古器物に加え、菓子に関わるさまざまな資料を所蔵しています。このコーナーでは、その一部をご紹介していきます。 絹本着色(118.0×40.1㎝・本紙寸法)(無断使用を禁じます) 今回は、河鍋暁斎(かわなべきょうさい・1831〜89)の「四季風景五月幟図(しきふうけいさつきのぼりず)」をご紹介します。 暁斎は、下総国古河(現・茨城県古河市)に生まれ、2歳の時に家族とともに江戸に出たのち、7歳で絵を学びはじめます。幕末から明治時代前半の江戸・東京において、狩野派絵師として活躍しますが、浮世絵や風刺画なども手掛け、日本のみならず海外でも高い評価を得ました。 「四季風景五月幟図」では、茅葺屋根の家の鯉のぼりが空高く舞い上がっています。遠景の富士山に、鯉のぼりの尾がかかっている構図が、絶妙といえるでしょう。また、青々とした水田と黄金色の稲田、雪化粧をした富士山を同画面に描くことで、一幅で夏から冬までの季節の移ろいを表しています。端午にあわせ、菖蒲を使ったくす玉や、鎧兜、金太郎、鍾馗(しょうき・中国で疫病神を追いはらうという神)、鷹の飾り物といった設えも細かく描かれており、大変楽しい作品です。 くす玉と、鎧兜、金太郎、鍾馗、鷹の飾り物 この作品は、2024年5月19日(日)まで、虎屋 京都ギャラリーにて展示しております。実物を近くで見ることが出来る貴重な機会ですので、お近くにいらした際は、是非ご来場くださいませ。 虎屋 京都ギャラリー 虎屋所蔵品展「水のいきもの」
5/18、三溪園で現代美術作家・永田哲也氏と虎屋文庫・中山圭子のトークショーが開催されます
5月17日(金)から19日(日)、横浜の三溪園にて、「型・形・カタ」をテーマに工芸やアート、素材・技法も様々なつくり手が集い、お客様と交流を深めあえる展示会、「種手 -shutté-」第一回 企画展が開催されます。 プログラムの一つとして、菓子木型を使った作品で知られる永田哲也氏と虎屋文庫の中山圭子による、現代アートや落雁(押物)についてのトークショーが開催されます。 トークショー 「現代アートへの昇華・時代を超えて愛される和菓子の美」開催日:2024年5月18日(土) 14:00~15:30 (開場は13:30を予定)講 師:永田哲也氏(現代美術作家)・中山圭子(虎屋文庫主席研究員) 会 場:三溪園(旧燈明寺本堂) 永田氏の作品が展示されます。 参加費:2,000円(とらやの押物(干菓子)のお土産付)※三溪園入園料900円が別途必要(種手 -shutté-インスタグラムの画面掲示で割引あり)定 員:35名(予約制)申込方法:和菓紙三昧(永田哲也氏ホームページ)より申し込みください。※おかげさまで定員に達しました。主催・お問い合わせ:種手 -shutté-
5/18、三溪園で現代美術作家・永田哲也氏と虎屋文庫・中山圭子のトークショーが開催されます
5月17日(金)から19日(日)、横浜の三溪園にて、「型・形・カタ」をテーマに工芸やアート、素材・技法も様々なつくり手が集い、お客様と交流を深めあえる展示会、「種手 -shutté-」第一回 企画展が開催されます。 プログラムの一つとして、菓子木型を使った作品で知られる永田哲也氏と虎屋文庫の中山圭子による、現代アートや落雁(押物)についてのトークショーが開催されます。 トークショー 「現代アートへの昇華・時代を超えて愛される和菓子の美」開催日:2024年5月18日(土) 14:00~15:30 (開場は13:30を予定)講 師:永田哲也氏(現代美術作家)・中山圭子(虎屋文庫主席研究員) 会 場:三溪園(旧燈明寺本堂) 永田氏の作品が展示されます。 参加費:2,000円(とらやの押物(干菓子)のお土産付)※三溪園入園料900円が別途必要(種手 -shutté-インスタグラムの画面掲示で割引あり)定 員:35名(予約制)申込方法:和菓紙三昧(永田哲也氏ホームページ)より申し込みください。※おかげさまで定員に達しました。主催・お問い合わせ:種手 -shutté-