和菓子を知る:和菓子暦
七夕
7月7日は七夕。牽牛(けんぎゅう)と織女(しょくじょ)が一年に一度、天の川を渡って出会うという中国の伝説に、日本古来の禊(みそぎ)の風習などが加わり、今日のかたちになったといわれます。願い事を書いた短冊を笹竹につける習わしは、中国の「乞巧奠(きっこうでん)」に関わっています。もともとは技芸の上達を祈る祭りで、日本でも宮中行事に取り入れられましたが、一般に広まるなか、詩歌や習字がうまくなることを願って笹竹や短冊が用意されるようになりました。
七夕
7月7日は七夕。牽牛(けんぎゅう)と織女(しょくじょ)が一年に一度、天の川を渡って出会うという中国の伝説に、日本古来の禊(みそぎ)の風習などが加わり、今日のかたちになったといわれます。願い事を書いた短冊を笹竹につける習わしは、中国の「乞巧奠(きっこうでん)」に関わっています。もともとは技芸の上達を祈る祭りで、日本でも宮中行事に取り入れられましたが、一般に広まるなか、詩歌や習字がうまくなることを願って笹竹や短冊が用意されるようになりました。
夏越の祓
六月(みなづき)のなごしの祓(はらへ)する人は 千とせの命延ぶ(いのちのぶ)といふなり (『拾遺和歌集』)6月30日は、「夏越の祓(なごしのはらえ)」または「水無月祓(みなづきばらえ)」とよばれる神事が各地の神社で行なわれる日。穢れを祓い清め、無病息災を祈願しながら大きな茅の輪(ちのわ)をくぐります。また、身に付いた穢(けが)れを移した人形(ひとがた)を水に流したりします。
夏越の祓
六月(みなづき)のなごしの祓(はらへ)する人は 千とせの命延ぶ(いのちのぶ)といふなり (『拾遺和歌集』)6月30日は、「夏越の祓(なごしのはらえ)」または「水無月祓(みなづきばらえ)」とよばれる神事が各地の神社で行なわれる日。穢れを祓い清め、無病息災を祈願しながら大きな茅の輪(ちのわ)をくぐります。また、身に付いた穢(けが)れを移した人形(ひとがた)を水に流したりします。
和菓子の日
かつて、6月16日には、菓子を食べ厄除けと招福を願う嘉祥(かじょう)(嘉定)という行事がありました。江戸時代には宮中や幕府でも重要な儀式となり、特に幕府では、江戸城の大広間に2万個を超える菓子を並べ、将軍が大名・旗本へ下賜(かし)しました。嘉祥は明治時代になって廃れましたが、全国和菓子協会は、昭和54年(1979)に「和菓子の日」として現代によみがえらせました。6月16日には、厄除けと招福を願い、ぜひ和菓子をお召しあがりください。
和菓子の日
かつて、6月16日には、菓子を食べ厄除けと招福を願う嘉祥(かじょう)(嘉定)という行事がありました。江戸時代には宮中や幕府でも重要な儀式となり、特に幕府では、江戸城の大広間に2万個を超える菓子を並べ、将軍が大名・旗本へ下賜(かし)しました。嘉祥は明治時代になって廃れましたが、全国和菓子協会は、昭和54年(1979)に「和菓子の日」として現代によみがえらせました。6月16日には、厄除けと招福を願い、ぜひ和菓子をお召しあがりください。
衣がえ
季節にあわせ、夏と冬の二度、衣類などを替えるのが衣がえです。平安時代、宮中では衣服だけでなく、御帳(みちょう)を替え、畳も新しくしたそうです。一般的には、夏は6月1日頃に、学校などの制服が夏服になり、和服でも袷(あわせ)の着物から、単衣(ひとえ)へと替わり、見た目にも涼しげな風情が漂います。
衣がえ
季節にあわせ、夏と冬の二度、衣類などを替えるのが衣がえです。平安時代、宮中では衣服だけでなく、御帳(みちょう)を替え、畳も新しくしたそうです。一般的には、夏は6月1日頃に、学校などの制服が夏服になり、和服でも袷(あわせ)の着物から、単衣(ひとえ)へと替わり、見た目にも涼しげな風情が漂います。
端午
5月5日の端午の節句は、もとは菖蒲(しょうぶ)や蓬(よもぎ)などを用いて厄除けを行なう日でした。江戸時代に入ると菖蒲が尚武(しょうぶ)に通じることから、鯉のぼりや武者人形、兜などを飾る、男子の節句へと変化しました。端午のお菓子といえば粽(ちまき)と柏餅。粽には邪気を祓う意味があります。柏の葉は、新芽が出るまで古い葉が落ちないため、柏餅は、家系の永続と繁栄につながる縁起物とされています。
端午
5月5日の端午の節句は、もとは菖蒲(しょうぶ)や蓬(よもぎ)などを用いて厄除けを行なう日でした。江戸時代に入ると菖蒲が尚武(しょうぶ)に通じることから、鯉のぼりや武者人形、兜などを飾る、男子の節句へと変化しました。端午のお菓子といえば粽(ちまき)と柏餅。粽には邪気を祓う意味があります。柏の葉は、新芽が出るまで古い葉が落ちないため、柏餅は、家系の永続と繁栄につながる縁起物とされています。
彼岸
春分・秋分の前後3日を含む7日間は彼岸です。暑さ寒さも彼岸までといわれるように、季節の変わり目にあたります。彼岸には、墓参りなどの先祖供養を行ない、お供えのおはぎを家族で食べたり親戚や近所に配ったりします。また、日が真西に沈むことから、西方浄土(極楽浄土)に向かって夕日を拝む風習も残っています。
彼岸
春分・秋分の前後3日を含む7日間は彼岸です。暑さ寒さも彼岸までといわれるように、季節の変わり目にあたります。彼岸には、墓参りなどの先祖供養を行ない、お供えのおはぎを家族で食べたり親戚や近所に配ったりします。また、日が真西に沈むことから、西方浄土(極楽浄土)に向かって夕日を拝む風習も残っています。