明け方の空にうっすらと残っている月、「残月」を表しました。半月状にした生地の表面にすり蜜を塗った意匠が、薄雲のかかった「残月」を思わせます。かための皮と生姜の風味が特徴です。
羊羹は、とらやを代表する菓子のひとつです。とらやで最も古い寛永12年(1635)の御用記録に「やうかん(羊羹)」が見え、現在の主要な商品である小倉羊羹『夜の梅』も、江戸時代からつくり続けています。良質な原材料と職人の技術でおつくりする羊羹は、しっかりとした食感と後味のよい甘さが特徴です。