いつまでも心に残る美しい夏の浜辺を表現した羊羹です。白煉羊羹で表した浜辺には、貝殻に見立てた小豆を散らしました。エメラルドグリーンの琥珀羹は眼前に広がる清々しい海を、白道明寺羹は寄せては返す波を思わせます。
とらやの羊羹づくりは、小豆や白小豆などの豆を煮て羊羹専用の餡をつくることから始まります。その餡に煮溶かした寒天と砂糖を加えて、じっくりと煉りあげていきます。炊きあがった羊羹の煉り具合を見極めるなど、熟練した職人の目で確かめながらおつくりしています。